村岡 到 編 大内秀明 久保 隆 千石好郎 武田信照 村岡 到
『マルクスの業績と限界──マルクス生誕200年』
      ブックレット・ロゴスNo.13
     
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         まえがき 晩期マルクスとコミュニタリアニズム(共同体社会主義) 国家や権力の無化は可能か──マルクスの〈初期〉へ    久保 隆 マルクス自由論の陥穽 マルクス・エコロジー・停止状態           武田信照 マルクスの歴史的意義と根本的限界          村岡  到  あとがき  | 
       
まえがき  今年はマルクス生誕二〇〇年。さまざまな企画が立てられるであろう。ヘーゲルは一九七〇年に話題となったが、同時代人で生誕二〇〇年が記念される人は何人いるであろうか。日本では安藤昌益が一七〇三年に生まれ、『社会主義真髄』を著した幸徳秋水が一八七一年に誕生しているが、比肩できる思想家は他にはいないだろう。明治維新が今年一五〇年となる。  | 
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