読者ハガキ返信やおたよりから
他にもブログ「探理夢到」にいただいています。
『プランB』42号にも「ユートピアの模索──ヤマギシ会の到達点』を読んで として掲載されています。
河野法子さま 七一歳 主婦
私の娘(現在四二歳)は、もう二〇年も前に、一浪して大学に入学し、通学しているのかと思っていたら、ヤマギシの活動をしていて、やがて青年参画しました。二年後に私も「特講」を受け、仕事を辞め、一〇年くらい活動しました。
ですから、この本に登場する人物も数人は懐かしい名前でした。娘は鈴鹿グループに行き、鈴鹿で生活しています。私は、今は「伊勢白山道」の本とブログを読みながら、生きる指針にしています。
この本を読んだ感想としては、特にヤマギシをほめたたえているわけでもなく、外から客観的に素直にまっすぐ観察していて、とても読みやすく、一気に読ませていただきました。改めて、ヤマギシが継続していることを確認できたしだいです。
黒岩秩子さま(新潟県)社会福祉法人桐鈴会理事長
とっても面白かった。
村岡さんの考え方そのものに共感を持ってしまったので、とても読みやすく、ヤマギシ会に対しての期待や、問題点などを自分の中で整理するのにもとても役立ちました。
私の弟がヤマギシに参画しており、この本の中にも登場しています。
益 洋一さま(奈良県)
昔から求めていたものが書かれていた。
今は田舎での一人暮らしだが気持ちが広がった。一気に読めた。すばらしい本でした。
村岡氏は抜け目のない人物のよう。
O・Jさま(兵庫県)保育士
村岡さんが公平中立にヤマギシをとらえようとされていることを感じました。
私は子ども時代からキブツや実篤の村に憧れていたので、ヤマギシを知ってとても驚いたし、すごいと思いました。
知識にしばられずにあらゆることを考えてやってみるという生き方を、50歳になって少しでもやっていきたいと思っています。
ヤマギシの村人さんたちにも力をもらっています。
村岡さん、特講やってみて下さいね。
渡辺熊雄、操様より 春日山
村岡到様
「春よ来い。早く来い」という今頃です。
楽しみにお待ち致しておりました貴著『ユートピアの模索──ヤマギシ会の到達点』をお贈りくださいましてほんとうにうれしく拝読させて戴いています。
山岸巳代蔵先生が、特講を受けなくても良い大仕事が出来る人もいる、とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりの村岡さんですね。
第一章にヤマギシの老蘇達と子ども達、太陽の家の子ら、楽園村のことを書かれておられていることに、村岡様の生き方と人柄を感じました。
また、私達夫婦のことを「春日山で矍鑠として生活している」とのお言葉、大変恐縮しております。この点も特講を受けておられないが、良い持ち味のお人柄だと思いました。
私達夫婦は、特講で全人幸福社会づくりに命をかけてやって来ましたが、この道六十年近くになって、若人が育って来ました。おかげで、二人共「生きてるだけで良い」と思っております。
御著書の「第4章 〈学育〉の挑戦とその弱点」を読みました。前からこの点について大いに研鑽の必要を感じていました。私達は「出発点は実践である」とか、「研鑽のあるところ行きづまりなし」の姿勢でやっていこうと今もしていますが。研鑽不足で後輩(一体の親子兄弟)には申しわけなく思っております。私達夫婦の子供や孫はその中にあっても、現在もヤマギシ会の経営やらその他の仕事にも情熱をもってやっていますから、必ず一人ひとりに合った真実の仕事をしてくれると確信しています。
これからも宜しく御導きくださいませ。鶴見俊輔様と渡辺一衛様には、この本を昨日郵便で贈呈させて戴きました。ありがとうございました。
かつて実顕地を出ていった人達にもこの本をお贈りして一緒に全人幸福社会目指してやっていこうと思っております。御力添えありがとうございました。
機会がありましたら特講にもお出でくださいませ。東日本大震災の人達とも、他の悲しみを自分の悲しみと思い、自分の喜びは他の喜びとなるよう一つから発し、一つになり合っていく村づくりをやらせて戴きます。取急ぎお礼まで。
村岡様の御健康と御発展をお祈り致します。
黒田宣代さまより
前 略
このたびは、玉著『ユートピアの模索──ヤマギシ会の到達点』と『親鸞・ウェーバー・社会主義』などを贈って頂き、誠にありがとうございます。
表紙の色やデザインがとても魅惑的で本の中に吸い込まれそうです。
頂いた三冊のご著書を愛読させていただきました。村岡様のエネルギッシュさと知性、さらにその情報力に感銘した次第です。
「ヤマギシ会の到達点」というタイトルで出版して下さったこと、実はとても感謝しております。私は、『「ヤマギシ会」と家族』を書いた際に、研究者という立場から、ヤマギシ会を擁護するような表現は極力避けて参りました。しかし、実は、村岡様の著書と同様の視点を、私自身は持っております。したがって、このように暖かなまなざしで記述された著作に出会い、心がホッとした思いでした。
また、登場人物にもなつかしい方々(私自身が調査でお世話になった)のお名前も出てきて、学生時代をふと思い出しました。
私は今、中学校や短大で教えています。『「ヤマギシ会」と家族』は教科書として使うことを意図していたのですが、その場がなかなかなく、休眠状態ですが、いつかは若い人たちに、日本にもイスラエルのキブツのような共同体が存在していることを知らせる必要があると考えております。
『親鸞・ウェーバー・社会主義』について。読み終えて直ぐに思ったことは、一〇年前に出会っていれば、私の研究にも別の光を射し込んで頂けたのかもしれないということです。でも、今となってはご著書にある「諦観」の境地と言ったところでしょうか?
最後になりましたが、村岡様のさらなる御活躍をお祈り申し上げます。 『ユートピアの模索──ヤマギシ会の到達点』へ
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