不破哲三と日本共産党──共産党の限界を突破するために 目 次
まえがき
第Ⅰ章 日本共産党の現状と存在理由
──平和と民主政を志向する日本民衆の結晶
共産党の現状──「大運動」の結果
〈付〉 理論的能力の衰弱さらすハウツー本
──浜野忠夫『民主連合政府をめざして──党づくりの志と構え』
1 広告から消えた宣伝文句
2 「不破さん」の党?
3 「民主集中制」が出てこない「組織論」
4 共産党の党勢と党活動の実態
第Ⅱ章 共産党を捉える私の立場と歩み
1 共産党を捉える私の立場
2 私の歩み
第Ⅲ章 日本政治の四つの主要問題と日本共産党
Q1 自衛隊をどのように捉えていますか?
〈付〉 〝撤回〟された「安保条約凍結」論
〈付〉 或る仮説
Q2 憲法をどのように捉えていますか?
Q3 天皇をどのように捉えていますか?
Q4 原発をどのように捉えていますか?
第Ⅳ章 不破哲三氏の歩み
不破哲三氏の八五年
幼年期 小説を書く小学生の軍国少年
敗戦、共産党への入党、東大時代
後町七加子さんと結婚
鉄鋼労連書記時代
ペンネーム「不破哲三」誕生、健筆ふるう
党中央の専従として頭角を現す
ベトナム、中国、北朝鮮を訪問
衆議院選挙に立候補、当選
宮本顕治議長に引導を渡す
家庭生活の様子
不破家の住居
長女千加子さんについて
山登りが趣味
不破氏を支える妻七加子さん
外国訪問と対談
第Ⅴ章 不破理論とは何か
1 不破理論を検討する前提
2 「社会主義革命」か「社会主義的変革」か?
3 組織論をなぜ語らなくなったのか
4 未来社会論のあいまいさ
A 「青写真」は要らないのか必要なのか
B 「社会主義・共産主義」とは何か?
C マルクスは人類の「本史」と書いたのか
D 「結合した労働」とは何か?
5 「社会主義生成期」論とソ連邦評価の動揺・誤り
6 不破理論の特徴と限界
第Ⅵ章 日本共産党の歴史
1 戦前の二三年間──弾圧下で党を保持
2 敗戦後の一〇年余
3 六一年綱領の確定
4 政策活動に踏み出す
5 ソ連邦共産党、中国共産党との熾烈な闘争
6 ソ連邦崩壊後に生き残った政党
7 「五〇年分裂」と二つの「干渉」の歴史的背景
8 「五〇年分裂」で問われた理論的問題
9 二つの共産党による干渉をはねのけた闘いの意義と限界
第Ⅶ章 日本共産党を改善する方途
〈補論〉 参議院選挙で柔軟な新戦術を
──「九・一九志位提案」を活かす道
「九・一九志位提案」の要点とその影響
なぜ「国民連合政府」と呼称するのか
「衆議院の解散・総選挙」が消えた「幹部会の決議」
「自衛隊活用」へ大転換?
参議院選挙で柔軟な新戦術を
二〇一五年安保闘争の敗北と新しい芽
あとがき
村岡到主要著作 巻末
参照文献 巻末
日本共産党の党勢など 巻末
人名索引 巻末 |